即今只今(そっこんただいま)
瀧本湖久 伊賀花入
建仁寺管長 小堀泰巖 色紙『即今只今』
毎月の茶陶の大家・S先生とお茶人の奥様の『魚仙定例会』。先日も座敷の設えをしていたのですが、この時期は山へ入っても花がありません。庭の椿も少し早くてまだ蕾も固く「どないしよう・・・」と店の周りをうろうろとしていますと、バカっと割れた石榴の実がありました。山で採ってきた草花となんとか合わせて場を整えました。
花入は瀧本湖久さんの伊賀の面取。土の塊を面取っていって真中を少し刳り貫いた作品ですので、かなり重いです。しかしこれほど激しい焼きの景色をつけるとなると窯の中で炎に耐えられるだけの作品の仕上げにしておかないとヘタってしまうのでしょう。窪みにたまったビードロも美しくなんともいえない表情をみせてくれます。
床に掛けたのは建仁寺の管長・小堀泰巖氏の色紙。『即今只今(そっこんただいま)』と書かれています。(今現在にしかない。今ここの場所にしかない。)(今を意識して己で判断せよ。今どうあるべきか。)という意味だそうです。今日の花はこの言葉通り『即今只今』でした。
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