春斎さんの器
高橋春斎 信楽割山椒向付
今月の点心より。朝晩めっきりと寒くなりました。昨日から『季節の点心』の献立も変わり、料理も秋色の景色になりました。信楽はこの10月1日から11月23日まで信楽陶芸トリエンナーレ2010『信楽まちなか芸術祭』が開催されます。信楽の街全体を使った大規模な催しで、期間中5つの会場で多彩なイベントがおこなわれ街中でもさまざまなおもてなしが用意されています。魚仙も“おもてなし店舗”として参加させていただいており、今月の点心の献立も“トリエンナーレ仕様”にさせていただいております。
その一つが向付の器。滋賀県無形文化財保持者の高橋春斎先生の器に鯛の細造りを盛らせていただいてます。春斎さんの器は使い手のことを本当によく考えて作られていて、縁や高台の仕上げも滑らかで料理を盛る見込みの部分も広くとってあり、料理を盛ってひとつの景色が出来上がるよう(つくり込み過ぎていない)器としての役どころをしっかりと押さえた作品です。焼締めの食器は扱いに手間がかかって家庭でも料理屋でも敬遠されがちですが、春斎さんの器はそういうところもクリアされた本当にいい器で、私が思いますには信楽で焼締めの器を作らせたらおそらく一番ではないでしょうか。
春斎さんの向付はひとつ、またひとつと少しずつ買い求めたり、またいただいたりしたものですので数も形も様々です。10月は“名残り”の時季ですので“寄せ向”として楽しんでいただければと思います。御来店いただいたお客様にはどの向付がお伴させていただくでしょうか。
『信楽まちなか芸術祭』の期間中、陶芸の森では特別展『しがらきやき~直方の茶陶・春斎の壺~』が催されており、魚仙の“旗印”である“あの”壺も展示されております。先日オープニングに出席させていただいてきたのですが、展示されたうちの壺をみて、我が子がえらい出世したようなそんなおかしな気分になりました。
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コメント
阿閑亭さん、こんにちは。
先日早速陶芸の森の陶芸館へ
春斎先生の作品を見てきました。
正直やっぱり凄いなと改めて感動しました。
普段あまりにも身近に先生の作品に触れているのであのような場所で拝見すると
いつもは気付かない発見や驚きがあって
とっても新鮮です。
この機会に少しでも多くの人に陶芸の森で先生の作品を見て頂き
また魚仙さんで先生の器に触れ体感し
春斎信楽の世界に癒され感動してほしいと
強く強く思います。
ここ数日で信楽もすっかり秋。
特に今年の信楽の秋には多くの方にお越しになって
楽しんでもらいたいと思いますね。
投稿: 紫香楽 秀山 | 2010年9月26日 (日) 11時03分
秀山様
いつもありがとうございます。
春斎先生の作品をあのようにして見ますと、個展会場で見るのとは全然違う印象で、大壺などは大きさもありますので迫力が増して見えました。
向付は数にも形にも限りがありますので、なかなかピシャリとはいきませんが、お客様皆様にお楽しみいただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: 阿閑亭 | 2010年9月26日 (日) 17時27分