秋月の皿
小川顕三 銀彩武蔵野皿
今月の点心より。昨日は魚仙のスタッフで京都へ試食研修会に行ってきました。お世話になったお店は府庁前にある『京料理 かじ』さんで、リーズナブルな価格でしっかりとした会席料理を提供されることで評判のお店。雑誌『あまから手帖』などにも紹介されている人気店です。若いスタッフの子は試食研修会自体が初めてでしたので、緊張しているのがわかって何やおかしな感じでした。お料理も一品ひとしな手のかかった物ばかりでとても勉強になりました。御主人の梶さんとも御挨拶でき、少しお話もさせていただけましたので有意義な研修会になりました。一番最初に出された「八寸」は、季節感たっぷりで菊の意匠の器にとりどりの食材が盛り込まれ、あしらいにも菊の花葉やもみじの葉が使われており、うちの八寸場の神宮司くんも感心することしきりでした。
魚仙の料理の「八寸」も、コースの中ではもっとも季節感をあらわす料理ですので、力を入れさせていただいております。今月の『季節の点心』の八寸は、(松茸と菊菜の浸し)や毬栗に見立てた(いがぐり揚げ)、(川海老の揚げ物)は琵琶湖産や四万十川産のもの、銀杏など季節感のあるもので整えました。
器は小川顕三さんの銀彩を施した秋の器。武蔵野の彫文に“牡丹餅”で満月が抜いてあり、この時期にぴったりの器です。この意匠は魯山人の器にも見られるもので、“魯山人写し”の得意なケンゾーさんの真骨頂な器のひとつです。
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