印籠
井戸徳利 杉本 貞光
染付ぐい呑 村田 森
笹文長皿 産地不詳
先日、愛知のお客様・Iさんが御来店くださいました。
Iさんは並外れた焼物狂でお持ちになっているものも
桁違い!!私なんぞ到底足元にも及ばない凄い方なんです。
人間国宝や骨董から、若手作家や無名の新人まで
気に入った物は片っ端から手に入れるという、
まぁホンマに「好っきゃなぁ…」と感心してしまいます。
そのIさんがうちにおみえになったら必ずご所望されるのが
この杉本貞光の井戸徳利。ある焼物の本の表紙にもなった
〝知る人ぞ知る〟名品です。
ご縁があって手に入れることができたのですが
本の表紙になったことを御存知のお客様もやはり
何人もいらっしゃって、カウンターの後ろに置いておくと
「あの徳利、どっかで見たなぁ」 「本に載っていた徳利じゃないですか」
とお尋ねいただくこともしばしばです。
Iさんもついつい何杯も盃を重ね、
「ちょっと大将、一休みしてからまた巡るわ」と深酒ぎみで
店を後に。
その日は笹イカが入りましたので炊いて寿司飯を詰めた
〝いかの印籠詰め〟をお出ししました。
印籠詰めとは寿司飯を詰めたイカが筒状になりますので
水戸黄門の印籠に見立ててこういう名前がついたそうです。
Iさんにも御満足していただけたようでした。
Iさん曰く、「大将、この徳利のほうが印籠だね!
これが目に入らぬか~って(笑)」
御所望のお客様はご予約時にお申し付けくださいませ。
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